追い風 in インド・チャロブラさんのこと

久しぶりのブログ更新。最近は近況はインスタのストーリーにあげてます。アンジャリの動向が気になる方は(いるのかしら笑)”anjali_masala”で探してね♪

さて先週は1週間インドに行っていました(ちなみに42回目)。

ハイデラバードで王国ツアーのガイド氏の結婚式に参列後、10月のマダムツアーの下見でプシュカルへ。1日で1500キロ移動しました。インド国内移動をなめちゃいけません。疲れました。笑

インド在住アイドルグループ?

さてそんな渡航の直前に、たまたまツイッターで知ったインド在住20代男子5人組Youtuberの『チャロブラ』こと”チャロブラザーズ”さん。

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インド経験のある人なら分かると思います、『さあ行こうぜ』的に使う”Chalo(チャロー )”というフレーズ。インドで働きながら精力的にYoutube動画を配信していて、まさにレッツゴーなブラザーズ!

ジャ◯ーズのアイドルグループなどもそうですけど、5人組というのがいいですよね。全方位型というか、どんなターゲット層にも高確率で「いいな」と思えるメンバーがいるというか。笑

駐在だったり現地キャリア採用だったりとインドで働く理由はみなさんそれぞれ違うとのことですが、動画を通じて「インドが好き、インドの楽しさや凄さを伝えたい」という思いがひしひしと伝わってきまして。

「会いたい!」そうなりますわな。笑

来週行くので会ってください! と無理やり気味にお願いしてみましたら。

会っていただけました。なんていい人たちなんだ!

デリーの丸の内!

さて待ち合わせはエアロシティ(Aerocity)という、デリー国際空港近くに近年めざましい発展を遂げているエリアのレストラン。

外資系のホテルや企業がオフィスを構えていて、私も以前、翌日の朝早い国内線があるときに泊まったことがあります(そのときの顛末→「彼が必ず采配するから大丈夫」

空港に向かうときも必ず通るので馴染みの場所ではあるのですが、今回改めて行ってみてびっくりしました。

インド感がない……。

空間が広い、人がごちゃごちゃいない、道にゴミが落ちてない、牛がいない、歩いてくる人がみんなイケメン(に見えるくらい洗練されている)、ヒールのサンダルを履いても転ばない(くらい道がデコボコしていない)

この日は動画の撮影もしたので、そのあたりの実際の模様はチャロブラさんの動画でいずれみられることでしょう。

若手の力

それよりもなによりも、アナタ。

私がびっくりしたのは、チャロブラさんたちがものすごく「普通」の若者だったこと(普通なんていったら申し訳ないくらいデキるんだけど)。

エアロシティのレストラン街。昔はねー、デリーにショッピングモールができて、初のエスカレーターが登場した! なんてニュースにもなったのよー(そしてみんな足踏みしてなかなか乗れなかった)

旅行者目線で出会うインド関連の人は、自分も含め、良くも悪くもクセの強い人が多い。インドというクセの強い国に惹かれ、関わる人はどうしてもそうなる。

一方、私の中での往年のインド駐在員のイメージといえば、先進国に『栄転』するのが目的で、インドは通過儀礼、来たくて来たわけじゃない人たち(たまたまかもしれないし、そうじゃない人ももちろんいたし、偏っていて大変申し訳ない)。

そんななか、普通に「いまのインド」に可能性を感じ、おもしろいと思って日々をすごしている若人に、この20数年で一番びっくりしたかもしれない。

白ワイシャツを着て颯爽と歩く彼らの、なんと眩しく清々しいことよ。

東大卒のさわじさんが「インドの国内旅行をするとき、あえてローカルバスに乗ったりする」と言っていた。すっごいギュウギュウ詰めのインド臭いやつね。

グルガオンというデリー近郊の駐在員が多く住む高級エリアに住み、インド感の希薄なエアロシティで働いていたら見えないものがあるから、と。

ああ、これぞノブレス・オブリージュ。俯瞰して眺められる切れる頭脳と、行動力と、好奇心と、ここで勝負してやるという野心と、この国のなにかに役に立ちたいという澄み切った想いと。

自分探しの旅でもなく、嫌々来させられた鬱憤もなく。

飲み物を頼もうというとき、私はお酒が飲めないので、どこのレストランでもだいたい同じ失敗しないクオリティが望める”Fresh Lime Soda”(ライムを絞ったソーダ)でも頼んでおこうと思ったら。

「ノンアルコールのモクテルできないの?」

メニューにはなかったけれど、オリジナルのモクテルを作れないかお店の人に尋ねる若人。なんなのこのデキる男感しかないやりとり。

ジュラ紀くらいの大昔、まだインドデビューする前のウブだったころ。付き合ってた人が西麻布のバーで頼んでくれたカシスの飲み物を突然思い出した。

出てきたカシス味の飲み物、くっそうまかった。

お料理もどれも美味でした。私が知ってるインドじゃねえわこれ

往年組もがんばろうな!

お料理のお皿はとってくれるし、話し上手で聞き上手だし、さりげなくレディーファーストだし、扱いづらい年齢の女子を扱うにもまったくソツがないし、ホテルまで送り届けてくれたうえに丁寧なお辞儀でお見送りだし、なんだんだろう、このデキる男感しかない人たちは(2度目)。

そんな人たちが我らがインドにいることが嬉しくてしかたない。マジ。

私はもはや後進の育成をする年齢なのかもしれない。でもいつも思うけど、人を育てるなんて今の私にはまだまだおこがましいのです。

若い世代を見ているとわくわくする、元気が出る、たまらなくおもしろい。そして自分もやるぞという気持ちがむくむく湧いてくる。

そんな気持ちで、今日も脳内がインド(とマーヴェルの映画)です。日本ではまだまだニッチなインド界で、今後もなにか一緒にできたらいいな。

私が愛してやまないのは、インドのドラスティックな変化と、そこに自ら望んで巻き込まれて揉まれて揉まれて成長していく人たち。 飽きることないし、息してるだけで楽しいよインド。

そんなわけで、みなさん、チャロー! 彼らのYoutubeのチャンネル登録もよろしくお願いしますね!

めっちゃ嬉しそうだな私w