インドじゃないな。インドじゃないけどたまには。
去年からマーヴェルスタジオのアメコミ映画にハマっている。
バーフバリ界隈の皆さんが「にわかですがインド映画が好き」とおっしゃるのと同じように「にわかですがマーヴェル作品が好き」と言いたい。
とくにMCU(マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース)は去年の時点で過去19作品を2か月かけて観て『アントマン&ワスプ』(日本は2018年8月公開)から封切リアルタイムで観るようになった。だから劇場でちゃんと観ているのは『キャプテン・マーベル』(日本は2018年3月公開)と合わせてまだ2作品だけ(悔しい)。
MCUとはなにかということはそれこそ巷に解説が溢れているのでとりあえず私も超お世話になった「MARVELガイド」あたりを紹介するとして。
インド脳向けに説明するとしたら、シヴァやヴィシュヌ(クリシュナ/ラーマ)やインドラがそれぞれ活躍する神話があって、2018年4月公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では全員集合して乳海攪拌が起きて、最近ドゥルガーの話も加わって、もうすぐ4月26日公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』でいよいよ終結する、といったところ。
こんな解説が必要な人がいるとは思えないけど。笑
以下、My極私的覚書
作品別ランキング
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
- ブラックパンサー
- シヴィル・ウォー/キャプテン・アメリカ
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は、Familyという言葉の持つ意味の深さ、全能という自我の厄介さ、姿形や肌の色が違う異人種間の愛、80年代のアメリカン・ポップスの絶妙なダサさとカッコよさ。前作で悲しい別れから生まれた小枝のグルートの愛らしさがたまらん。あと口笛も。ちょっとお下品なジョークとか、そこでそれ言う? みたいな会話も好き。
『ブラックパンサー』は、途上国のフリをしながら実は超高度社会を築いているアフリカのワカンダ王国の王子と、テロによって亡くなった前国王の物語に泣いた。国を背負う重責、偉大な父への畏怖。正しいとされてきたことに対する疑問と葛藤と、因果応報と、悪を生んでいくのはなにか? という問いかけ。ブラック・アフリカンなアクセントの英語も好き。
『シヴィル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、正義のための戦いが多くの罪のない人々を犠牲にするということへの大きな問いかけと、それによりそれぞれの立場から対立せざるを得ないヒーローたちの、どっちも正しいよね、で、結局私たちはどう考えたらいいの? という迷いにほんとに最後までもやもやする。悪を生むのはなにか、悪いのは誰か、そんなことを改めて突きつけられて忘れられない一作。
ヒーロー別ランキング
- ソー
- アントマン
- スパイダーマン
神の子という血筋のよさと顔と筋肉。荒ぶる雷神。彼氏にしたいナンバーワンということでソーが好き。アントマンはその器用さと機転と娘にいいところを見せたい父親としての人間臭さが好き。3位はすごい迷うけど、青少年の恋と友情と成長物語に弱いのでスパイダーマンを入れる。
アイアンマンの男としての破綻ぶりやドクター・ストレンジのクールさやブラックパンサーの知性やキャプテン・アメリカのウブさとかも超好き。つまり全部好き。
キャプテン・マーベルのモヒカン頭とハルクのビジュアルは「え?」と思ったけど。笑
あといつかブラック・ウィドウのコスプレできるようになりたい。
MCU以外のマーヴェル作品
『スパイダーマン: スパイダーバース 』、これはもう今まで観た映画の好きなものが全部詰まってる。アニメーションでしか実現しなかったビジュアルに、少年が男として成長していく過程の苦しさや、やさぐれてしまった中年男の再起や、時空を超えた友情。たまりまへんな。原語の英語の会話のカッコよさや含蓄みにもしびれる。
あとはトランスフォーマーシリーズはマーヴェルにハマる前から大好きで、そのスピンオフの『バンブルビー』、好きだなあ。クルマがロボットに変形するという、そのシャキシャキシャキーンっていうのがもうたまらなく好き。
というわけで、早くエンドゲームが観たいなっと。
本日の写真は、去年、金沢に行ったときに早朝の散歩をしていたら見つけたタグ・ホイヤーのお店。ソーがね”Don’t Crack Under Pressure”(圧に屈するな)ってこっちを見つめてるの。キャーッ! (丈夫で割れない時計って意味だよね。笑)