これをして人にあざといと言わしめるのかもしれない。
思春期から中年までこちらずっと、掛け値なしに天才か、はるかにデキるか、自分と同じくらい死に物狂いの努力をするか、そういう人たちに囲まれてきたように思います。
なぜなら、そういう人たちといることが心地よいから。最近ハタと気づいた理由は「比べないで済むから」でした。
ああ自分はなぜこんなにできないのだろうとか、なぜ自分にはあの幸運が巡ってこないのだろうとか、人並みに苦しんだ時期もあるのだけど。
おそらくですが、私は、いじけたり呪ったりすることよりも「私にもきっとできる! できない理由なんてない!」と力ずくで這い上がることのほうをやたらと繰り返してきまして。
空から降って湧いてきた運でなく、自分でよじ登って女神様からもぎ取ってきた運は、強いんです。
陰で笑われたり、面と向かって嫌味をいわれたりしても、さして響かない。
そういうことをいう人って、表面的には「あたし常識人」てなマイルドで主張しない仮面をかぶっていて。
裏では手ぬるさだらけの雨乞いをしながら「あいつのせいで雨がふらない」と明けても暮れても文句をいい、おまけに、雨乞いしてるのに蛇口を開けっ放しで水を垂れ流すようなことを、飽きもせず何十年もやり続けている。
だから、
ふうん、あなた、そう思うんだ。
という具合に、なんとなく、別世界からやってきた宇宙人を見ているような感じになるか、
しょうもない文句垂れてないでさっさと井戸でも掘りな!
とハートの中心で、叫びます。
長年の友人は気づいたら同類ばかりで、よくみるとみな一様に心臓に剛毛が生えている。
そのタフさをこよなく愛する私です。友よ、大好きだ。笑