夜明け前

1日のうちでもっとも好きな時間は、夜明け前です。 インドの聖地バナーラスに暮らしていたときは、まだ暗いうちにごそごそ起きだして、ほぼ毎朝、アパートがある細い路地裏からガンジス河に出て、河沿いを散歩していました。 バナーラスの朝は早く、とくにビンボーエリアの住人や路上生活の人たちは、もう起きて働いてい …

建前と本音

外国に住んでいると「日本人はシャイだ」とよく言われました。 私は「そんなこたぁ、ないわ」と反論していました。シャイという言葉の意味の取り方かもしれません。 シャイ=恥ずかしがり屋さん だとしたら、日本人は別に恥ずかしがり屋さんではないでしょう。 たんに、本音をいわない、自分の思っていることをいわない …

たそがれどき

私が変わった体験をしたり、変わったものや人を見るのは(見た気がするのは)決まって日没前後。 そういう体質じゃないと思っているんだけどなあ。 「蕎麦が食べたい気分のときに、いやオマエはうどんを食べるべし、なんて言われたくないじゃない?」 「でも、迷っているときに、誰かに『絶対うどんにすべし』って言って …

降って湧いた運はもろい、女神様からもぎ取った運は強い

これをして人にあざといと言わしめるのかもしれない。 思春期から中年までこちらずっと、掛け値なしに天才か、はるかにデキるか、自分と同じくらい死に物狂いの努力をするか、そういう人たちに囲まれてきたように思います。 なぜなら、そういう人たちといることが心地よいから。最近ハタと気づいた理由は「比べないで済む …

手帳新調の季節がやってきた

1年経つのあっという間! 毎年、師走の声を聞くと、次の年の手帳を整えにかかります。 来年の目標は発想力とかインスピレーションの喚起よりも、日々のこまごましたことのスケジュール管理をして心と時間の余裕を生み出すこと。 忙しさとしては落ち着いたはずなのに、いつも追われている感じがします。 ようするに、ボ …